歴史

「神様と自然と人とが共生する社叢・稲荷山」

私たちにとって、もっとも身近な神社といえる「お稲荷さん」。
全国に30,000社あるといわれ、全国各地で老若男女を問わず親しまれています。その総本宮が伏見稲荷大社です。

そして、稲荷信仰の原点が、稲荷山であります。
当社の御祭神である稲荷大神様がこのお山に御鎮座されたのは、奈良時代の和銅4年(711)2月初午の日のこと。その日から数えて、平成23年(2011)に御鎮座1300年を迎えました。

御鎮座以来、この長い歳月は単なる時間の経過ではなく、時代時代の人々の篤い信仰心によって「衣食住ノ太祖ニシテ萬民豊楽ノ神霊ナリ」と崇められ、五穀豊穣、商売繁昌、家内安全、諸願成就の神として、全国津々浦々に至るまで広く信仰されてまいりました。
これからも伏見稲荷大社は人々が幸せを求める「庶民の信仰の社」であり、「神様と自然と人とが共生する社叢・稲荷山」であるということを大切にし、次の世代へと護り伝えていく使命が我々にはあります。

ご利益

ご祈祷

古来、我が国では、人生の節目や転換期には神様に祈願と感謝がくり返しおこなわれてきました。
殊に出産・厄年などの人生儀礼の時には神前に手を合わせ、日々の無事と健康を祈念する慣わしがあります。
伏見稲荷大社では皆様の「願い事」に応じて「住所」「屋号・会社名」「名前」などを大前で奏上し、ご祈念いたしております。
希望に満ちた明るく幸せな日々が過ごせますようご祈祷をお受けになることを、おすすめします。

商売繁昌

当社の御祭神である宇迦之御魂大神は、保食神とも称し、繁栄のご神徳があります。
商売と事業の繁昌、事業所と従業員の皆様の安全を祈願します。

家内安全

ご家族の安泰と健康、尊家の益々の隆昌を祈願します。

交通安全

当社の御祭神である佐田彦大神は、別名猿田彦大神とも称し、交通安全、道中安全の神として有名です。ご神前で自らの心に安全運転を誓い又、自動車を購入した時などに道中安全を祈り誓う祈願です。
車のお祓いも受付します。(但し、1日・土日祝日・祭典時・雨天時は除く)

厄除

厄年とは人生の節目、転換期として、古来より慎み忌む年とされています。
特に数え年で男性の42才、女性の33才は大厄としており、その前後の年は「前厄」「後厄」とされています。
稲荷大神様のご神前で、この年をつつがなく過ごすことの出来るようお祈りいたします。
特製厄除弓箭を授与いたします。

厄年表 25才 41才 42才 43才 61才
19才 32才 33才 34才 61才

安産

お授かりになったお子様が月満ち足りて、無事ご出産なさいますようお祈りいたします。
「安産祈祷」の神札とお祓いした腹帯を授与いたします。

初宮

お生まれになったお子様の健やかな成長と幸福をお祈りいたします。(男子30日目・女子31日目)

病気平癒

お体が一日も早く回復しますようお祈りいたします。
「平癒祈願」の神札を授与いたします。

行事

祭礼と行事

伏見稲荷大社では四季を通じて祭礼、神事を執り行っています。

1月

歳旦祭(さいたんさい)
1月1日 6:00〜

新年を寿ぎ国家の安泰と一年の無事平穏を祈るお祭で、祭典が終わると宮司以下の神職は境内にある各摂末社を巡拝、続いて社務所正庁の間で新年拝賀式を行います。

大山祭(おおやまさい)
1月5日
「本殿の儀」 12:00〜
「山上の儀」 13:30〜

当日の早朝、稲荷山七神蹟の外玉垣に注連縄を張る注連張神事が行われます。
その昔、御膳谷に御饗殿と御竈殿があって、お祭りには御饌石と呼ばれる霊石の上に神饌をお供えしたという故事に基づいて、毎年正月5日にこのお祭りが行われます。
本殿祭のあと、宮司以下祭員・参列者は揃ってお山御膳谷に向かい、斎土器と呼ばれるかわらけに中汲酒を盛ったものを御饌石の上に供えて、五穀豊穣と家業繁栄を祈る祭りが行われます。
引き続いてその場で直会をし、一同「ひかげのかずら」を首にかけて七神蹟を巡拝します。

奉射祭(ほうしゃさい)
1月12日 14:00〜

いわゆる御弓始神事で、年頭にあたって邪気や陰気を祓い陽気を迎える神事です。本殿の祭典の後、神苑斎場で副斎主が神矢をもって天地四方を射、つづいて神職二名が真矢で大的を射ます。この時の矢の当り方が今年の五穀の豊凶を占うものといわれています。

成年祭(せいねんさい)
1月成人の日 13:00〜

成人の日に行われるこの成年祭は、崇敬者の中の成人に達した男女を招いて、今後の人生に大神のご加護がありますようにと祈られます。祭典の後宮司より成人を迎えた方々に祝いの言葉が述べられます。
また、参集殿ホールにおいて平安時代の貴族・鎌倉時代の武家・江戸時代の町人等の元服式の実技が行われます。

2月

節分祭(せつぶんさい)
2月節分の日 9:00〜

冬と春との季節の分かれ目に行われるこの節分祭には、除疫・招福が祈願されます。当日祭典終了後・11:30・13:00の3回、外拝殿において福男福女及び福娘による豆まき行事が行われます。

初午大祭(はつうまたいさい)
2月初午の日 8:00〜

稲荷大神が稲荷山の三ヶ峰に初めてご鎮座になった和銅4年2月の初午の日をしのび、大神の広大無辺なるご神威を仰ぎ奉るお祭で、2日前の辰の日に稲荷山の杉と椎の枝で作った“青山飾り”をご本殿以下摂末社に飾りこの日を迎える習わしがあります。
初午詣は、福詣とも呼ばれ、前日の巳の日から、ご社頭は参詣者で埋まり、京洛初春第一の祭事とされています。
また社頭で参拝者に授与されている「しるしの杉」は商売繁盛・家内安全の御符(しるし)として、古くから拝受する風習が盛んです。

4月

献花祭(けんかさい)
4月1日 11:00〜

外拝殿において、池坊華道会による献華の儀が行われます。

産業祭(さんぎょうさい)
4月8日最近の日曜日 13:00〜

衣食住の大祖であり、あらゆる産業の守護神である稲荷大神の、日頃のご神恩に感謝し産業が益々発展・興隆するよう祈願するお祭りです。この祭典には、全国産業界の優秀な製品等が大前に奉納され、大神様はもとより一般参拝者の方々の目もなごませます。
また、社頭では当社神楽女による「桜花舞」が奏されます。
桜花舞歌
1、宮びとの花をてごとに神まつる
とききにけらし春のみてぐら(大山為起)
2、雲やたつ霞やまがふ山桜
花よりほかも花とみゆらむ(藤原 俊成)

献茶祭(けんちゃさい)
4月[産業祭当日] 10:00〜

古儀茶道薮内流奉仕による献茶の儀が行われます。
また茶室瑞芳軒において茶席が設けられます。

水口播種祭(みなくちはしゅさい)
4月12日 11:00〜

稲種を苗代田におろすにあたり、大神にその充実した生育を祈願するお祭です。
本殿祭の後、境内神田において籾種を撒く神事が行われます。
水口播種祭歌
阿戸(あと)まつり 阿戸まつり
阿奈(あな)しづけさや 斎種(ゆだね)をおろす みずのおと
御代(みよ)平穏(おだい) 御代平穏 天(あめ)の下(した)平穏(おだい)

稲荷祭/神幸祭(いなりさい/しんこうさい)
4月20日最近の日曜日  11:00〜

稲荷大神が年に一度氏子区域をご巡幸になり、広くご神徳を垂れたまう大社最重要の祭儀です。
11:00より宮司以下の祭員および奉仕者の全員が冠・烏帽子に杉の小枝を挿した後神幸祭が斎行され、五基のお神輿にご神璽が奉遷されます。
14:00神輿の前後に供奉・奉賛列を整え本社を出発、氏子区域を巡幸してJR京都駅南西方、西九条にあるお旅所へ向かい、奉安殿に納められます。
5月3日の還幸までの間、お旅所は連日氏子の人々で賑わいます。

稲荷祭/区内巡幸(いなりさい/くないじゅんこう)
4月下旬

稲荷祭期間中に神輿五基が各氏子区内を巡幸します。
稲荷祭の奉仕には、昔から宮本組・川西崇敬会および五ヶ郷と称する氏子区域があります。これらの氏子区域は神幸・還幸の行列奉仕を担当し、神輿は五ヶ郷の担当に属しますが、その五基は、不動堂(田中社)・東九条(上社)塩小路・中堂寺の交代(下社)・西九条(中社)・八条(四之大神)の担当となります。

5月

稲荷祭/還幸祭(いなりさい/かんこうさい)
5月3日 16:00〜

この祭りの起源は極めて古く、諸説ある中に、すでに長久元年(1040)に行われた事が「春記」にみえ、「中右記」をはじめ諸記録によっても平安中期には盛んに行われていたことが知られます。
9:00から本殿内陣の各御簾五条に、葵5個を結んだ桂の枝3本づつを懸ける葵桂奉懸の儀がおこなわれます。
14:00 美しく飾られた30数台の供奉列奉賛列を従えた五基の神輿は、途中東寺の僧侶による「神供」を受けた後約2時間京都市内の氏子区域を巡行した後ご本社に到着します。引き続き神輿よりご神璽が本殿へ奉遷され、無事の還御を称える還幸祭が斎行されます。
翌4日には、稲荷祭後宮祭(あとみやさい)が10:00より本殿において斎行され、約2週間に及ぶ稲荷祭は無事修了するのです。

6月

田植祭(たうえさい)
6月10日 13:00〜

ご神前に日々供饌されるご料米の稲苗を神田へ植えるお祭で、本殿祭の後祭場は神田に移され、王朝をしのばせる典雅な「御田舞」が奏される中を“早乙女”らによって田植がすすめられます。
お田舞歌
1、
やましろや稲荷の神の御田祭り
いざもろともに往きて舞はばや
2、
八束穂の稲荷の御田におり立ちて
まひつかなでつ植うるさおとめ
3、
稲荷山かげをひたせる斎田(いわいだ)に
八束(やつか)垂穂(たりほ)のあきの色みゆ。

大祓式(おおはらえしき)
6月30日 15:00〜

古くより「夏越の祓」と称せられるもので、元旦以来知らず知らずのうちに犯しているかもしれない罪・穢れを祓い清めて形代を河海に流す行事です。
式の後、宮司以下の神職及び参列者一同は茅の輪をくぐります。

7月

本宮祭/宵宮祭(もとみやさい/よいみやさい)
宵宮祭 7月本宮祭の前日 18:00〜
本宮祭 7月土用入後初の日曜又は祝日 9:00〜

稲荷大神のご分霊を祀る全国の崇敬者が総本宮に参拝し、日々の御神恩に感謝する大祭で、宵宮には、稲荷山をはじめ境内の全域に散在の石灯篭・数千に及ぶ献納提灯に灯を点ずる万灯神事が行われます。
また両日に亘り外拝殿及びその周辺で日本画家などの奉納による行灯画(あんどんが)400数十点が展観され、参集殿前の広場では本宮踊りが賑々しく奉納されます。

10月

講員大祭(こういんたいさい)
10月体育の日の前々日 第1日 13:00〜
10月体育の日の前日  第2日 13:00〜

稲荷大社のご神徳を広く宣揚し、また大社の事業を翼賛する信仰団体である講務本庁の講員が、ご神恩に奉賽するとともに、家内安全・生業繁栄を祈願するお祭で、全国の講員が参拝、境内では盛りだくさんの神賑行事が繰り広げられます。

献茶祭(けんちゃさい)
10月24日 10:00〜

裏千家家元の奉仕により献茶の儀がとりおこなわれ、社務所をはじめお茶屋などに茶席が設けられ、終日境内は拝服のご婦人たちで賑わいます。

抜穂祭(ぬきほさい)
10月25日 11:00〜

4月の水口播種祭、6月の田植祭と大神のみたまの働きによって成長し稔った稲を刈り取るお祭りで、刈り取られた稲は、11月23日の新嘗祭に大神にお供えされます。
稲藁は火焚祭に焚き上げられます。

11月

献花祭(けんかさい)
11月1日 11:00〜

外拝殿において、嵯峨御所大覚寺御流華道総司所の奉仕による献花の儀が行われます。

火焚祭(ひたきさい)
11月8日 13:00〜

秋の収穫の後に、五穀の豊饒をはじめ万物を育てたもう稲荷大神のご神恩に感謝する祭典で、古来当社の伝統ある行事として広く知られています。
本殿の祭典にひきつづき、神苑斎場において、全国崇敬者から奉納された数十万本の火焚串を焚きあげ、宮司以下神職をはじめ参列者一同、大祓詞を奉唱して、罪障消滅、万福招来を祈ります。

御神楽(みかぐら)
11月8日 18:00〜

火焚祭の夕刻18:00から、その昔、朝廷からの奉納が慣例になっていた「御神楽」が大前に奉奏されます。
この御神楽は、古の鎮魂祭にもとづく神事で、一時中絶されていましたが、孝明天皇の文久三年に、禁裏御所の特別の思召しで再興され、現在では大社の職員によって奉仕されています。庭燎の薄明かりの中で、本歌・末歌・和琴・笛・ひちりきが次々と奏でられ、早韓神が歌われるなか、荘重古雅な「人長舞」が舞われます。

新嘗祭(にいなめさい)
11月23日 10:00〜

抜穂祭で刈取られた新穀を大神にそなえ今年の豊作を感謝するとともに、国の平安を祈念するお祭です。

12月

大祓式(おおはらえしき)
12月31日 15:00〜

一年を春と秋、前半と後半に分けて考える我が民俗行事にあって最も顕著なかたちで残っているのがこの大祓です。
6月30日の「水無月の大祓」に対し「師走の大祓」と称されるもので、この後半年に犯したかもしれぬ罪穢れを祓い形代を河海に流して清々しく新年をむかえようとする行事です。
これに引き続き稲荷大神のご守護により無事一年間を過ごし得たことに感謝する除夜祭が執り行われ、やがて年が改まります。

交通アクセス

関西国際空港から伏見稲荷大社への行き方

関空からリムジンバスで京都駅に向かい、そこからJR奈良線で伏見稲荷大社への行き方を説明します。

リムジンバス⇒京都駅

関空に着いたら、京都駅に向けてリムジンバスが出ているのでそれに乗ります。
第1ターミナルビル、第2ターミナルビルとも、1F正面の各方面行きバスのりばよりご乗車ください。

【第1ターミナルビル】

きっぷうりばBの窓口または券売機で乗車券を購入して8番バス乗り場で乗車します。
窓口利用可能時間 06:00~22:00

【第2ターミナルビル】

きっぷうりばAの窓口または券売機で乗車券を購入して2番バス乗り場で乗車します。
窓口利用可能時間 終日

京都駅までの所要時間は約85分。
料金は片道大人2,550円です。
ご利用可能なクレジットカード


京都駅⇒伏見稲荷大社

京都駅に着いたら、JR奈良線乗り場(8-10番ホーム)へ移動して、
伏見稲荷大社最寄りの駅である稲荷駅を目指します。

①切符を購入

京都駅中央口に入ったら、左手奥に切符の券売機があります。
京都駅から稲荷駅までは、片道大人140円です。

②中央口の改札を入る

券売機の右手の中央口の改札を入ります。

③エスカレーターを上がる

改札を入ったら、右前方にあるエスカレーター(階段)を上がります。

④エスカレーターを上がったら左へ

エスカレーターを上がったところに、この表示があります。
青丸で囲んだところが奈良線8-10番ホームへの案内です。
案内に従って、左手へ進みます。


頭上にも大きく表示があります。
案内に従ってまっすぐ進みます。

⑤突き当りを左へ

突き当りにこの案内表示があります。
8・9番ホームは手前左側のエスカレーターから下ります。
10番ホームは突き当りの左側の階段から下ります。

⑥ホームへ

9番ホーム発 「JR奈良線 各駅停車 城陽行」もしくは、
10番ホーム発 「JR奈良線 各駅停車 奈良行」に乗り稲荷駅に向かいます。
※稲荷駅は、各駅停車の普通電車に乗ります。
快速電車は稲荷駅に停まりませんのでご注意ください。

稲荷駅までの所要時間は約6分です。

稲荷駅出口を出ると、駅舎の目の前に伏見稲荷大社表参道の第一鳥居の入り口が見えます。